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月別アーカイブ: 2025年6月

鈴木建業のよもやま話~外構工事の未来~

皆さんこんにちは!

 

株式会社鈴木建業、更新担当の中西です。

 

 

 

外構工事の未来について

~デザイン×テクノロジー×サステナブルな進化の先へ~

外構工事は、これまで「施工の職人技」や「現場作業の積み重ね」として語られてきました。

しかし今、外構の世界にもデジタル・サステナブル・ライフスタイルの変化が押し寄せています。

今回は、「外構工事の未来」について、3つのキーワードから読み解いてみましょう。


◆ 1. テクノロジーの導入でスマート施工へ

 

外構工事にもICT技術や新しい施工機材の導入が進んでいます。

現在進行中の変化:

  • 3Dスキャナによる敷地測量の自動化

  • BIM(Building Information Modeling)で外構全体を事前に立体設計

  • ドローンによる空撮・進捗管理

  • 遠隔監視付き機械で省人化施工

 

特に新築住宅との連携では、建物設計と外構設計を一元化してミスを防ぎ、効率的な工程管理を実現する取り組みが進行中です。

今後は、タブレットひとつでその場で図面変更・見積提示まで完了できる“スマート外構設計”が主流になるかもしれません。


◆ 2. サステナブル外構が社会の定番に

 

外構にも「エコ・省エネ・循環型社会」の概念が取り入れられ始めています。具体的には:

  • 雨水を活用する簡易浸透槽やレインガーデン

  • 自然光を取り込むソーラーカーポート

  • 地元産資材や再生材を活用する地域循環型設計

  • **ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)**との一体型外構

環境に配慮した外構は、「見た目がいい」だけでなく、「長持ちしてメンテナンスが楽」「電気代や水道代が抑えられる」など、生活そのものを快適にする力を持っています。


◆ 3. ライフスタイル変化への対応

 

コロナ以降、「おうち時間」「プライベートな屋外空間」へのニーズが高まり、外構に求められる機能が変化しています。

  • ウッドデッキでくつろぐ庭

  • オープンカフェ風の玄関ポーチ

  • 宅配ボックス+スマート門扉

  • ペット専用スペース

  • 防犯とデザインを両立したライトアップ

これからの外構は、**“暮らしの価値を上げる投資”**として捉えられていきます。
「見せる外構」から「使う外構」へ、そして「守る外構」「育てる外構」へと役割は広がっていくでしょう。


▶ まとめ:未来の外構工事は、暮らしの提案業になる

 

外構工事は、これから「施工のプロ」だけでなく「住まいのライフスタイルプランナー」としての役割を担っていきます。

  • テクノロジーで効率化

  • デザインで魅せる

  • エコで地球を守る

  • 提案力で生活に寄り添う

そんな未来の外構業界において、現場で働く私たちは“未来の街づくりの一員”として、これからも誇りを持って施工に取り組んでいきます。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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鈴木建業のよもやま話~外構工事の環境~

皆さんこんにちは!

株式会社鈴木建業、更新担当の中西です。

 

 

 

外構工事の環境について

~人と街にやさしい施工を目指して~

外構工事とは、建物の外側の空間を整える工事全般を指します。

駐車場、門扉、塀、アプローチ、庭園、排水設備など多岐にわたりますが、それだけに「周辺環境との調和」「作業環境の整備」「自然環境への影響」など、多くの“環境”を意識しなければならない分野でもあります。

今回は、外構工事における「環境」への取り組みについて、現場視点と社会的視点の両面から解説します。


✅ 現場環境と作業者の安全

 

外構工事は、重機や工具を使う力仕事が多く、屋外での作業が基本。作業者にとっては、暑さ・寒さ・風・騒音など、自然環境がそのまま作業環境となります。

主な環境リスク:

  • 夏の熱中症・冬の低体温症

  • 粉じんやアスファルトの煙

  • 狭い道路での施工時の第三者接触リスク

  • 雨天時の転倒・滑落リスク

 

このため、現場では以下のような環境安全対策が重要となります。

  • 仮囲い・誘導員による通行人保護

  • 養生ネットや散水による粉じん飛散防止

  • 日よけ・保冷ベスト・水分補給の管理

  • 作業前ミーティングによる危険予知活動(KY)

外構工事は住宅地や市街地で行われることが多く、**“現場の環境”はそのまま“地域住民の生活環境”**にもつながります。工事音や振動、交通規制への配慮も欠かせません。


✅ 自然環境への配慮

 

外構工事が扱うのは「地面」であり、「雨水」や「植物」といった自然要素とも密接に関係します。

特に重要な視点:

  • 雨水の流れ:舗装により浸透性が落ちると、洪水やヒートアイランド現象の原因に

  • 土壌の改変:樹木の根を切ることで周辺の植物が枯れる可能性

  • コンクリートの大量使用:製造時のCO₂排出が多く、環境負荷が高い

 

そのため、近年では「環境共生型外構」への取り組みが進められています。

環境配慮型の施工例:

  • 透水性舗装・保水性ブロックを使用して雨水を地中に戻す

  • 植栽帯と舗装のバランスを保つ配置設計

  • リサイクル材や低CO₂資材の活用

  • 太陽光発電付きカーポートやEV充電設備の導入

こうした工夫により、エコロジーと快適性の両立が可能になっています。


✅ 廃材・粉じん・騒音への取り組み

 

工事現場から出る廃材や廃土も、環境に影響を与えます。掘削土、古いブロック、使い残しのモルタルなどが出ますが、それらは適正に分別・再資源化することで処分コストも削減可能です。

さらに、近隣への粉じん・騒音対策として――

  • カッター作業時の散水

  • ブロック割り時の防音マット

  • 時間帯の制限(朝9時以降、夕方5時まで)

  • 低騒音型工具の使用

などの配慮が実施されることで、地域社会と良好な関係を築くことができます。


▶ まとめ:外構工事は“地域の環境をつくる仕事”

 

外構工事は、単なる「家の外回りの工事」ではなく、人と街の暮らしやすさ、自然環境との調和を整える仕事でもあります。

「きれいに見せる」だけでなく、
「使いやすく、安全で、地域に迷惑をかけず、環境にもやさしい」
——そんな外構工事を目指して、現場の取り組みは日々進化しています。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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